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医療データ地域連携システム
日本では患者の診断結果は各病院のカルテで管理されています。
行く病院が変わると「初診」となり、また一から診察が始まり、新しい診察券をもらいます。
薬局へ行くと任意で「お薬手帳」の提示が求められますが、あくまで任意であり、普及率は100%ではないです。
過去に患った病気やアレルギー反応を記入する機会も多いですが、自分の幼少期の病歴をはっきりと把握していない人もいます。
生命保険加入の際も外部のエビデンスがないため、全て自己申告で健康状態を「告知」しています。
個人の病歴や診察履歴、薬の服用履歴など、本来であれば本人に紐づくべき情報が、サプライヤー側でばらばらに管理されているため、本人すら自分の医療情報を把握できていないという状態になっています。
個人向け電子カルテシステム
各患者のカルテが、医師による署名付きでブロックチェーンに追加され、ブロックチェーンが記録へのアクセス履歴や変更履歴を正確に示します。
患者の健康情報が安全に保たれるため、患者と医療提供者の双方が守られます。
電子カルテとは?
電子カルテとは、従来紙に記入されていたカルテを、電子的に編集・管理してデータベース化したカルテおよびそのシステムを指します。
電子カルテには、患者が医療機関での診療の際におこった出来事や、診療に必要な情報が記録されます。 紙のカルテが電子化される最大のメリットは、受付、診察、処方・処置、検査、文書、会計、レセプト(診療報酬請求書)という作業をシステム化して業務効率化できる点にあり、 紙のカルテを物理的に管理する必要がなくなれば、紙のカルテで起こりがちな人為的ミスを減らし、診療精度を向上させることにもつながります。
さらに、カルテ紛失のリスクを減らせるだけでなく、カルテの長期間・大容量保存に必要な収納スペースも節約できます。
また、用意されたテンプレートにカルテデータを適用し、診断書や紹介状などの作成機能を持つ電子カルテであれば、情報の柔軟な再利用と管理効率もぐっと高まり、受付・予約システムと連動させることにより、患者の待ち時間短縮や、院内感染リスクの低下にも貢献します。